富士山合宿
- 東京都庁山岳部
- 2019年12月15日
- 読了時間: 2分
更新日:2019年12月18日
2019年12月14~15日
メンバー:H、M、I、A、K
毎冬恒例の富士山合宿。今回は新入部員のAを迎えての雪訓だった。
12月14日(土)晴れ
6:30に東京を出発。富士スバルラインが開通していたので、メンバーを5合目で下ろして馬返しに駐車し、運転手だけが5合目まで登ることにした。怠惰。
いつもは馬返しから幕営装備を担いで登るのだが、今回はほぼ空身だったのでとっても楽だった。5合目まで大体1時間半で登れた。
昨年も雪が少なかったが、今年はもっと少ない。佐藤小屋を過ぎた辺りで先行メンバー達が訓練していた。例年は小御岳流し周辺だが、雪が少ないのでこちらにしたようだ。
Aはピッケル&アイゼンを使うのは初めてなので、初日は雪面の歩き方や道具の使い方、滑落停止といった基本事項を中心に練習した。Aは歩き方が上手で驚いた。体力もあるし、これならハードなルートでもがっつり耐えられそう。
風が強かったので、早めに切り上げてテント場に戻った。雪が少なく、水の確保が大変そう。車で水を持ってきて良かった。
Aに冬テントの過ごし方を教えながら、夕飯の鍋をつついた。サイドメニューの〆鯖が美味しかった。外は風がとても強かったが、樹林帯の中は無風で快適だった。3シーズン用シュラフだけで来たが、気温が高くてぐっすり眠れた。
12月15日(日)晴れ
気合を入れて4時に起床。朝食のラーメンを食べ、撤収準備を始めるが、早起きし過ぎてまだ暗い。しばらくテント内でお喋りし、明るくなるのを待って出発した。
今日は昨日の練習場の隣の斜面で訓練開始。風も少なく、のびのび練習できた。まずは昨日の復習。その後、7合目近くまで登ってみた。相変わらず雪が少なく、半分岩が出ていた。
練習場に戻った後、ロープを使ってフィックスロープの登下降や懸垂下降、スタンディングアックスビレイをした。スタンディングアックスビレイからの自己脱出も練習。肩にテンションを受けながらの脱出は骨が折れた。
ひと通り練習を終え、13時頃下山開始。途中多くの講習会パーティーと抜きつ抜かれつしながら、15時頃馬返しに到着。温泉に入って東京に戻った。
富士山合宿は4回目だが、年々雪が少なくなっている気がする。でも練習はできたし、新入部員のAも雪山を楽しんでいたようで良かった。
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