上信・魚野川 2015年9月19日21日
- 中山
- 2015年9月19日
- 読了時間: 3分
○メンバー L. 中山、平野(光)


9月19日 野反湖バス停12:10…渋沢ダム16:09 2人とも車を持たないため、電車バスで魚野川に向かうことにする。吾妻線を長野原草津口駅で降り、野反湖行きのバスに乗る。乗客は私たちを含めて5人と少ない。出発地に到着したのは12時ごろとだいぶ遅い出発となった。 北沢取水分岐で道を間違え15分ほどロスする。下り調子だろうと思っていたら意外と登りが続く。地形図では西大倉山 を通るが、西側を巻いて下りの道になる。下りきって渋沢ダムに到着。小さな渋沢避難小屋には誰もいなかったので2人で占領する。水はダム施設の横にホースでじゃぶじゃぶ出ていた。
9月20日 渋沢ダム6:51…高沢出合9:03…黒沢出合10:16/11:21…燕ゼン上1360m付近14:04 潰れた営林小屋の横からトラロープをたどって魚野川に下りる。下りたところに1張、千沢出合に2張張ってあって釣り客がたくさん入っているようだ。S字状になった箱淵は水量が多く、一見通過が困難だが、右岸をへつって狭い部分をジャンプして越えた。光代さんは体前面が濡れてしまい寒そうであった。 高沢出合は淵になっていて左岸をへつる。ロープを出して光代さんを確保した。大ゼンは左岸のガレを使って巻くが、割に最近ガレが崩れたようで、不安定な岩に乗り上がってトラバースする。黒沢出合で光代さんが持ってきた竿を出す。2人ともろくな釣り経験がないので、私は期待していなかったが、光代さんは夏に行ったクワウンナイ川で釣れたみたいでずいぶん期待をかけているようだった。重りが小さいんじゃないかと黒沢にほったらかしていた竿を上げてみたらイワナが一匹食いついていた。驚いて2人で針から外し、締めてザックに入れる。 光代さんはこれに味をしめたみたいで、その後私が竿を持ちながら歩くよう言われるが、一向に釣れる気配はない。それどころか針が岩に根掛かりしたり、枝に引っかかったりして全然進まない。途中で竿をしまって光代さんを追いかけた。 立派なカギトリゼンは左から登る。一応ザイルを出す。イワスゴゼン、スリバチゼン、ヘリトリゼンと美しい滑滝が続く。奥ゼン沢出合の手前で釣りに来た親子連れ(2人とも大人)に会い、燕ゼン上に幕営適地があることを教えてもらう。燕ゼンを登って左岸に適地を見つけ、そこで幕営した。光代さんはさらに竿を持って釣果を狙うが坊主に終わる。私も久しぶりに焚き火に挑戦するが全然火がつかず、ショックを受ける。焚き火は光代さんに起こしてもらい、1匹のイワナを半面ずつ2人で食べた。
9月21日 燕ゼン上1360m付近6:13…北ノ沢・南ノ沢二俣8:50/9:14…寺子屋峰・赤石山1960m鞍部12:15/12:47…高天ヶ原バス停14:36 庄九郎滝は左のルンゼから巻く。昨日の親子連れのアドバイスに従い、左手にロープが見えてもまだルンゼを登る。ここ根を乗っ越して沢に戻るとゴウトウという巨岩帯に出た。標高1550m付近にある小滝を右から巻いて登るが、土の斜面でズルズル滑り登りにくい、沢に戻った時に滑って腰まで水につかる。 北ノ沢・南ノ沢二俣は北ノ沢へ向かう。水量は少なくなり、寺子屋峰・赤石山の最低鞍部を目指す。1920m付近で水汲み、高低差の少ない小川を登るのでこのまま稜線に出られるかと淡く期待するが、水涸れから根曲がり竹のトンネルになり、谷がなくなると根曲がり竹の藪漕ぎになった。1度稜線のようなところを乗っ越してしまい、現在地確認に不安が生じるが、乗っ越してまた沢を登り返し、登山道に出た。水涸れから1時間の藪漕ぎであった。 あとは金山沢の頭を越え、高天ヶ原に下山した。バス停前の宿のお風呂に入り、長野電鉄、北陸新幹線を乗り継ぎ、その日のうちに帰京した。
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