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北アルプス・白馬岳主稜 2016年4月9日(土)~4月10日(日)

  • 中山
  • 2016年4月9日
  • 読了時間: 3分

L. 川島、中山、平野(光)

4月9日(土)道の駅白馬=二股 7:35…猿倉…白馬尻…白馬岳主稜 2450m 付近 14:55 (泊)

前日金曜夜に立川に集合し、川島さんの車で中央道を西へ走る。道の駅白馬で仮眠し、 翌朝二俣へ向かう。出発準備をしていると酒を忘れたかも、という人が。急きょ車を走ら せローソンまで酒を買いに行く。 その間に駐車場には続々と車が 停まっていた。 除雪された林道を猿倉まで歩 く。猿倉からトレースをたどり、 洗い越しになっている長走沢は 走って渡った。白馬尻はバラし てあるのか小屋が見当たらない。

主稜に取り付く。 取り付きは急である。天気は 快晴で暑い。急登を終えると岩 クズの広がる斜面を横断し、さ らにルンゼを登って主稜に上が る。1か所ヤブをつかんで登る。また、岩ガレの箇所には光代さんにロープを出す。

あとは小ピークを重ねながら 雪稜をひたすら登っていく。ど の雪壁も急でつらい。ガイド ブックには白馬岳を1峰とし、 末端の8峰まで名前が付いてい るみたいだが、ピークが多すぎ てどこだかわからない。ただ、 雪の状態は非常によく、シュル ンドはなかった。

14時を過ぎて2450m 付近で 幕営することにした。夜はロー ソンで買った大雪渓を飲みなが ら過ごした。

4月10日(日)白馬岳主稜 2450m 付近 5:10…白馬岳 7:40…白馬大雪渓…白馬尻 9:30… 猿倉…二股 12:00

夜明け前に出発。すぐ先行 パーティーに追いつくが、私は 突然の便意に襲われ、ハーネス を抜いだり装着したりしていた らえらく遅れた。トレースをた どるだけなのだが、急なため追 いつかない。結局白馬岳主稜の 核心部である山頂直下の雪壁で ザイルをたぐっている川島さん たちに追いついた。 下から見上げる雪壁は急で、 山頂には雪庇がかかっている。 ただ、右側は雪庇がないのでそこから登れそうだ。

1ピッチ目、 川島さんが直登。コンテかと 思って追いかけたら怒られる。 その場でスタンディングアック スビレイ。2ピッチ目、中山が 直登し、トラバース。雪庇直下 でスノーバーを打ち、ランニン グビレイとする。右へトラバー スし、雪庇の切れ目を越える。 高度感は相当にあったと思うが、 雪が締まっていたのと、トップ の高揚感であまり恐怖を感じな かった。 稜線に出ると山頂の20m ほど 北側であった。

黒部川から登っ てくる風が冷たい。1枚着ておけばよかったと後悔しながらザイルを引っ張る。

川島さん と光代さんが登ってきてから、ザイルをつけたまま白馬頂上宿舎まで下った。久しぶりに 剱岳を見たいなと思っていたが、風が強くてのんびり山を眺めている暇がなかった。 頂上宿舎の陰に入ると風はなくなり、ロープを回収して休む。白馬大雪渓は上部は固く、 アイゼンがよく効いた。下るにつれ膝くらいまで埋まる箇所があり、アイゼンでスパッツ とカッパを破いてしまった。今更と思いながらアイゼンを外す。大雪渓を滑走する人たち が何人か登ってきていた。 帰りは二俣からすぐの小日向の湯に入る。帰りは談合坂SAから渋滞に巻き込まれ18時 すぎに立川についた。

 
 
 

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